短期入所生活介護・短期入所療養介護・介護保険適用外のショートステイについて

短期入所生活介護、短期入所療養介護について 居宅サービス事業所

介護保険内の短期入所生活介護や短期入所療養介護は、通称(ショートステイ)と言われているもので、1日とか数日とか短期的に施設に入所し介護の支援が受けられるサービスです。

最大のメリットは、ご家族の方への負担の軽減や急な仕事で数日介護に対応できなくなったなどの時に強い味方になっています。

ショートステイの活用について

普段は、通所介護『デイサービス』を利用していても、たまには介護から離れて旅行などで家を空ける事があったりするものです。そういった時こそ、短期入所生活介護(以下、ショートステイ)を利用したいものです。

介護をするご家族様にとっても、介護をされる方にとってもそれぞれ利点(メリット)がショートステイにはあります。

介護をされる方にとってのショートステイの利点は!

  • 特別養護老人ホーム(特養)への入居を待っている
  • 将来的には、施設入居を検討しているので、今のうちに施設での生活に慣れておきたい
  • 家族になるべく負担をかけたくないので、ショートステイを利用したい
  • 病院から退院を促されているが、次の施設が見つかるまで少し入居したい

介護をする方(ご家族の方)にとってのショートステイの利点は!

  • 毎日介護に追われているのでたまには自分の時間を持ちたい
  • ご家族や親戚、友人の結婚や葬儀で介護ができなかったりする
  • 急な、仕事などで介護ができなくなった

ショートステイの種類について

ショートステイは、3つに大きく分けることができます。

  • 短期入所生活介護
  • 短期入所療養介護
  • 介護保険適用外のショートステイ施設

短期入所生活介護について

介護の専門スタッフによる日常生活の支援や機能訓練、レクリエーションなどのサービスが受けれるサービスです。

  • 特別養護老人ホーム
  • 一部の有料老人ホーム
  • その他、ショートステイを専門にした施設

短期入所療養介護について

日々の生活の援助に加えて、看護師や理学療法士、作業療法士による機能訓練といった医療サービスが受けれる施設です。

  • 介護老人保健施設
  • 介護療養型医療施設
  • 介護医療院

介護保険適用外のショートステイ施設について

介護の専門スタッフによる日常生活の支援や機能訓練、レクリエーションなどのサービスが受けれるサービスです。

要介護認定を受けていないがショートステイを利用したい方などが利用されてます。

  • 有料老人ホームの一部

ショートステイの一日の流れは!

ショートステイの一日の概ねの流れは以下のような感じです。施設により受けれるサービスに違いがあったりサービス内容が前後したりしています。

ショートステイの一日
  • 7:00
    起床・排泄・着替えなど

    施設により6時半なり7時が起床になります。起床後は顔を洗ったり歯磨きをしたりします。

  • 7:30
    朝食

  • 9:00
    リハビリまたは入浴

  • 12:00
    昼食

  • 13:00
    レクリエーション

  • 15:00
    休憩、おやつ

  • 18:00
    夕食
  • 21:00
    就寝

看護師や准看護師等が常駐している施設では、健康チェックなど行っているところもあります。また、ショートステイの1日目や最終日など施設によっては送迎サービスやお見送りなども実施しているところもあります。

サービス内容については、上記は一例になりますので、事前に各施設にご確認お願い致します。

ショートステイを利用できる条件や期間は⁉

ショートステイの利用期間について

ショートステイは、1日や数日などの短期間での利用をされる利用者が多くいますが、最大で30日までの利用することも可能です。

また、介護認定期間の半数までの利用が認められています。仮に介護認定期間が180日なら90日までの利用ができる規定になってます。それ以上のりようになると全額の自己負担での利用になります。

ショートステイの利用条件について

要介護認定を受けている方は、利用することができます。こちら、要支援および要介護の要介護度は関係ありません。ただ、自立の方は利用することはできません。

※一部の介護保険適用外のショートステイを行っている有料老人ホームでは、自立の方でも利用することができます。

また、急な事業により3日程度の利用の場合はケアマネジャーによるケアプランがなくても利用することができる場合がありますが、基本的にケアマネジャーにご相談頂き、ケアプランを作成してから利用になります。

※介護保険適用外のショートステイを行っている有料老人ホームでは、ケアプランは必要ございませんので、直接施設へのご相談することにより利用することができます。

ショートステイの費用や申し込み方法は⁉

ショートステイの費用について

ショートステイの費用は、介護度に応じた基本料金にサービスの加算分や介護保険適用外の自己負担分により決まります。概ねの1日あたり総額は、2500円~6000円/日です。

  1. 基本料(介護度や地域区分『市区町村』、介護・看護の体制などで費用は異なります)
  2. 加算分(看護体制加算、療養食加算など、施設やサービスにより異なります)
  3. 介護保険外サービス(食事・住居費などは介護保険外サービスです)

ショートステイのお申込み方法

ショートステイを利用したい場合は、まずはケアマネジャーさんにご相談ください。

簡単なショートステイ利用までの流れ

ご利用開始までのフロー
  • STEP1
    ケアマネジャーさんに相談

    いつ、どのくらいの期間を利用したいのか、利用目的やご本人の状況に合ったサービス提供事業者を探してもらいます。

  • STEP2
    施設の見学

    事前に見学して施設を見ましょう。

  • STEP3
    ご利用の申し込み及びご面談

    ショートステイの利用を決めましたら、ケアマネジャーさんからご本人に関する介護・医療情報を事業者に伝え、居室の空き状況、受け入れ可否を確認して申し込みます。

  • STEP4
    ケアプランの作成

    ケアマネジャーさんがショートステイ施設の担当者と一緒にケアプランを作成します。

  • STEP5
    契約、利用開始

    事業者と契約してサービス利用開始となります。

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